野菜や果実の花が咲いた後に実をつけるためには、受粉が必要です。自然界の受粉は、ミツバチなどの虫が花粉を雌しべに運んだり、風などで花粉が雌しべに飛ばされたりすることによって成り立っています。
ハチやハエなどが受粉してくれる環境になく、実が成りにくい場合は、人の手でお手伝いをします。これが人工授粉です。受粉の「受」に手偏が付いて「授」粉となるイメージですね。
野菜や果実の花が咲いた後に実をつけるためには、受粉が必要です。自然界の受粉は、ミツバチなどの虫が花粉を雌しべに運んだり、風などで花粉が雌しべに飛ばされたりすることによって成り立っています。
ハチやハエなどが受粉してくれる環境になく、実が成りにくい場合は、人の手でお手伝いをします。これが人工授粉です。受粉の「受」に手偏が付いて「授」粉となるイメージですね。
単為結果性(たんいけっかせい)とは、雌花のみで実ができる性質のこと。単為結果性が強い植物は、受粉や人工授粉をしなくても実ができます。
キュウリ類は単為結果性が強いので、受粉や人工授粉をしなくても実ができます。
ゴーヤやメロンは、雄花と雌花で受粉しないと、実が付きません。自然界の受粉が期待しにくい場合は、人工授粉をしてください。
まずは次の動画をご覧ください。
これがみにがうりの人工授粉の様子です。とっても簡単ですね!イラストでおさらいしましょう。
雄花を摘み取り、その雄花の中心部の黄色の部分を、雌花の中心部の緑色の部分に数回接触させます。
まめ知識
雌しべに付いた花粉は、受精に必要な「花粉管」を伸ばします。花粉管は日中に伸びるので、10時までに人工授粉が終われば、十分な時間があります。
数日間観察して、雌花の根元の実が膨らんできたら成功です!
次回はいよいよ収穫です!
「収穫のよろこび」編は
8月初旬更新予定です。
積水ハウスの樹木医がお答えします!!