台風などの非常時だけで、日常はあまり使用されていないお宅も結構多い雨戸・電動シャッタ−。雨を受けた後にお手入れするのが、汚れが落ちやすくてラクですが、半年に1回ぐらいは拭き掃除をしてきれいにしましょう。
横引き雨戸
横引き雨戸は亜鉛メッキ鋼板に熱硬化性ポリエステル樹脂塗装をした障子とアルミに陽極酸化塗装のレールで構成されています。
シャッター雨戸
小型窓シャッターはスラットシャッターボックス、ガイドレールで構成されています。スラットは亜鉛メッキ鋼材にアクリル焼付け塗装を施したもので、シャッターボックスは塩ビ鋼板(亜鉛メッキ鋼板に塩ビを巻いたもの)製です。ガイドレールはアルミ形材に電着塗装をしています。電動シャッターでは、シャッタ−ボックス内部にモーター類、ガイドレール内部に電気配線が入っています。
1.塗装をはがしたり、サビの原因になりますので、アルカリ性洗剤や酸性洗剤、硬いブラシなどは使わないでください。
2.雨戸レールや戸袋内に溜まったホコリをそのまま放っておくと、アルミを腐食させたり、雨戸の走行や鍵のかかりが悪くなります。
3.直接水圧の高いホースなどで多量の水をかけると故障の原因になります。
4.シャッターの開閉中は無理に引っ張ったり押し上げたりしないでください。
5.シャッターの開閉中はシャッターの下に物を置いたりしないでください。
6.シャッターボックスは変形しやすいので、梯子をかけたり、上に乗ったりしないでください。
7.シャッターに改造を加えないでください。故障の原因または仕様通りに性能が出せなくなります。
8.停電時はスイッチによる操作ができませんが、手動で開閉することができます。モ−タ−負荷がかかるので、多少重いですが、中央を持ち、ゆっくり開閉してください。
9.強風時には雨戸だけでなく、サッシの換気框を「閉」にし、クレセントをかけてください。雨戸の強度が強くなります。
10.常時使用しないシャッターでも、月に1、2度は開閉してください。
11.冬季にシャッタ−が凍結した場合は、無理な開閉をしないでください。部品破損の恐れがありますので、解けるまで待ってから操作してください。また、お湯などをかけますと電気接点に水が入り、感電の恐れがあります。
12.作動不良の原因になる場合がありますので、電動シャッタ−の近くで電子レンジなど、高周波ノイズを発生するものやトランシーバーなどの無線機は使用しないでください。
窓シャッターはスラット(面材)・シャッターケース・ガイドレールで構成され、内側にロックが付いています。手動の場合は手で動かしながら、電動の場合は壁スイッチを操作しながら点検しましょう。
歳月とともにガタツキや停止位置のズレが発生したり、動きが重くなることがあります。定期的に点検し、異常に気付いたら速やかにカスタマーズセンターにご連絡ください。
●ロックが確実に施錠できるか
●スラット・ケース・ガイドに、傷や塗装の剥がれ、変色がないか
傷や塗装の剥がれを放置すると本体の劣化が早まりますので、定期的に点検しておきましょう。
雨戸やシャッタースラットにこびりついた泥など、落ちにくい汚れはお湯で薄めた住まいの洗剤(中性)をスポンジかやわらかい布につけて拭いてください。洗剤分を残すと雨戸の材質を傷めますので、水拭きとから拭きをしてください。アルカリ性洗剤は雨戸の表面を傷めますので使用しないでください。
軒下などの雨のかからない所は要注意。屋根の下やバルコニーなど、ふだん雨がかからない部分は、海の塩の粒子や空気中の煤煙などの汚れが付着しています。雨がかかる部分より腐食がしやすくなりますので、年に1、2度は必ず水拭きをしましょう。
横引き雨戸の場合は、雨戸を開けた時に雨戸が納まっているレール上下の戸袋ガイドを取りはずし、レール本体から雨戸を取りはずします。雨戸をカーポートの壁などに立てかけ、網戸と同様にホースで水をゆっくり流しながら、スポンジで洗剤洗いをしてください。